Sentimental jam (センチメンタル ジャム)

「くく苦しい~~っ!

てか、やるよ、やる。

 香南はやるよ~~っ!」

「えっ?

 マジか?」

「マジかも。(笑)」

 何やってんだか俺。(笑)

 休み時間レイラからメールが来た。

《矢吹君、会いたい。

 今日会えない?

 うちのアパートで待ってる。

 8時にはいるから、それでよかったら会いにきて欲しいな。》

 やったあ~~~~っ!

 俺はレイラに返事した。

《行くよ、絶対に行くから待ってろよっ(^_
^)。》

 俺は浮かれまくりだった。

 放課後、未来が、

「冬馬さあ、さっきの話マジで信じていいわけ?」

って言って来た。

「えっ?

 何が?」

「はあ?

 だから香南ちゃん譲ってくれるって話でしょ?」

「ああ、そんな事言ったっけ。

 どーでもいいから好きにしてくれっ!

 俺はそれどころじゃねーっつーの。

 レイラに会いに行くんだからな。」

って教室を後にした。

 未来が追っかけて来た。(笑)

「なあ~~、絶対だぞ。

 香南ちゃんもらうかんな~~っ!」

「ああ、好きにしちゃって~~っ!」

 なんてクソめんどっちーんだっ。

 勝手にしてくれ~~っ!て?

 香南じゃね?

「せーんぱいっ!

 えへっ!

 待ってたんだあ。

 そろそろ帰る時間だって思ったからね~~っ!」

 香南が俺の腕を引っ張った。

「ね~~、先輩~~どっか行こうよ~~っ!」

 なんだか嫌な予感がする。

 俺は香南の腕を優しく払いのけると、

「君は今日から、僕の親友である未来君の彼女になりなさいっ!

 じゃ!」

 そう言ってダッシュで逃げた。

「はあ~~?

 先輩、何言ってんの~~?

 こいつなんかいらない~~っ!

 先輩~~。

 待ってよ~~っ!」

 香南がマッハの速さで追っかけてきたし~~。

「こいつ?

 いらない?

 あんまりだよ~っ!」

 未来まで着いてきたし~~なんなんだ。

 こいつら?

「先輩~~、酷いじゃん~~。

 秘密ばらすからね~~っ!」

「秘密ってなあに~~?」

 未来が泣き泣きだ。