Sentimental jam (センチメンタル ジャム)

 「最近、彼女がやらせてくんなくなっちったわ。

 どーしよ?

 どっかにやらせてくれる女いねーかな?

 彼女の事はめちゃ愛してっから別れねーし、ただやるだけの女ね。

 いねーかなー。(笑)」

 未来はやりたい病だ。

「冬馬さー、やりたくないん?

 てゆーか、なんで女つくらねーの?」

 未来のタバコを一本もらって煙をはくと 俺は答えた。

「女? いるよ。

 世界一愛し合ってるぜー!」

「何? そんな女いたんかよ?

 誰? 教えろよ~っ!」

 未来はタバコを投げ捨てる。

「教えられっかよ秘密だ秘密!」

「何だそれ?

 つーかゲームしよーぜ。」

 未来はポカンとしたままだった。

 俺と先生が初めて出会ったのが入学式ん時。

 遅れて焦ってた俺と学校の入り口ん所で走って来たのが先生。

 その先生にぶつかったのが俺。

「いてぇ・・・。」

「ごめんね・・・。

 あっ!やっちゃった~。

 ど~しょ~っ!」

「はあ?

 どーしたんすか?」

「コンタクト落としちゃったみたい。

 ど~しょ~っ!

 ねー、踏んじゃわないでよ~。

 ショック~。

 それよりもう入学式始まってるよ~。

 ど~しょ~。

 もうダメだわ~っ!」

「うるせー女。

 てんぱってるし。(笑)」

 あーあ、もう時間ないわ。

 行かなくちゃ。」

「あのー、コンタクトどうするんすか?」

「諦めるっ!」

そう言って彼女は走り去ってった。

 髪の毛がボサボサでしゃれっけのない彼女だったけど・・・。

 目がめちゃ綺麗だった。

「コンタクトねぇ・・・。

 あっ!

 あった!」

 俺はそれを見つけると割れないようにカバンにしまった。

 入学式に遅れた俺はそっと式に参列し、担任の紹介で彼女を知った時は、お互いに笑ってた・・・。

 式が終わってクラスの紹介とか担任の紹介が終わって廊下で先生に出くわした。

 そして、さっき拾ったコンタクトを手渡した。