タリラリ~ン。

 俺の携帯が鳴った。

 今日は、なんかかったるくって学校はパスして、ひたすら爆睡。(笑)

 レイラにはメールで、

《タルいから休む》

 って送っといた。

《じゃあ、風邪って事にしとくから明日はちゃんと学校に来てよ》

だって。

《レイラさみしいだろ?》

とか返信してみる。(笑)

 しばらく返事ねーし。

 あっ、授業中ですね・・・先生。

《さみしいよ・・・、矢吹君。

会いたい。》

 ナイスっ!

 ああ、昼休みね。(笑)

 この人、今日もあれだな。

 コンビニのおにぎり2つ。

 ツナマヨだね。

 たまには違うのにしたらいいのにさ・・・。

《俺も会いたい。

 てゆーかレイラの中に入りてー。(笑)》

《矢吹君のエッチ(^-^)》

 なんだかエロいぜ!

 自分の彼女が先生。

 それも担任なんてシチュエーションたまらんねーーーし。(笑)

 さっ寝よっ。

 タリラリラリラリ~~ン。

 って?また携帯が鳴りやがった。

 誰?

 ってか香南だっ!

 シカトシカト・・・。

 タリラリラリラリ~~ン。

 なんかしっこな~。

 しかたねーな。

 「あっ?

  何か用?」

「ひどっ!

 先輩ってば、なんかめちゃ香南んちに冷たくない?

 あのさあ先輩、今先輩んちの家の前にいるんだな、あたし。(笑)」

「はあ?」

 俺は部屋の窓を開けた。

「ゲッ!いるし・・・。」

「先輩~っ!」

 めちゃテンションアゲアゲの香南が手をふってた。

 てか、こいつもサボリ?

「なんでいるんだよー?」

「はあ?

 先輩に会いに来たんじゃんっ!」

「お前、学校は?」

「今日は午後から授業がないんだってばあ~っ!

 ねー先輩、入っていい?」

「ダメ~っ、じゃ、さいなら。」

 俺は手を振って窓を閉めた。

 つーか、なんであいつは俺が今日、家にいるの知ってるわけ?

 まー、どーでもいいけど、さっ寝よ・・・。

 タリラリラリラリ~~ン。

 ってまたかよっ!

 香南だ。

 シカトシカトシカトだっっーの。

「えっ?

 ハロー!

 目の前にいるし。(笑)」

「なんでだっ?」