「おはっ!」

 学校に行く途中、未来が俺の肩をたたく。

「なんか最近つまんねーな。

 あーあ、なんかおもしれー事ねーかなっ・・・。」

 未来がタバコをくわえながら、俺を見る。

 俺も未来からタバコをもらって煙を吐くと、

「なんかダルいし~~、」

 って、そりゃダルいぜ。

 だって全然寝てねーし。

「寝てない?」

 未来がいきなり突っ込み入れてきた。(笑)

「まあね・・・

 色々あるからな・・・

 色々ねぇ・・・

 あーあ、どっかにスゲーエッチのうまい女いねーかな?」

「なんだそりゃ?」

「彼女とのエッチが超~~マンネリ化しててつまらんわけさ。

 なんかセックスレスになりつつあるしなー。

 彼女の事はめちゃ愛してるけどさー、

 なんかエッチがいまいちなんだよね~~。」(笑)

「エッチがいまいちだと?」

「そう、つまりぶっちゃけ飽きたんだよな~~。

 ワンパだし。

 なんか気持ち良くないわけだ・・・。」

「へぇ~~、そんなもんなのか?」

「そんなもんだぜ。

 てゆーか冬馬さー、この前言ってた好きな女って誰?」

 未来は笑いながら聞いてくる。

「それは・・・秘密だぜ!」

「ふーーん。」

「お前に彼女いるのか聞いてくる女らがいて、お前には彼女らしきのがいるみたいって言っといたから、マジでそんな女いるわけ?

なんかあやしいぜ。(笑)」

「ふふっ。(笑)

 そりゃいるけど秘密だ。」

「また秘密かよ~~っ!て、エッチしたんかっ!」

「そんなのやってるに決まってんだろっ!」

 俺たちはタバコをぽい捨てすると、校門に入る。

「オハヨー。

 あちこちから聞こえる女子らの声・・・。」

「オハヨー、先生。」

「おはようっ!」

 レイラだ。

 なんか女子に混じるとやっぱ大人の女じゃん。(笑)

 当たり前か・・・。

「先生は彼氏とかいないの?」

 いきなり1人の女子がレイラに質問した。

「私?

 そうだなあ・・・、彼氏かあ・・・欲しいよね・・・、彼氏。」

「先生ダメだよ。

 恋しないとあっとゆう間に枯れちゃうじゃーん?」

「何を言うかこいつ。(笑)」

 彼氏はここにいます~~って、言えっか!