暴走族に愛された高校生


「恭兄が死んだ日ね、愛花恭兄と一緒にいたの。

でも、ちょっと恭兄とはぐれた時に、愛花知らない人に捕まえられたの。

多分。どこかの暴走族だったんだったと思う。

恭兄は優しいから愛花を探して来てくれたの。たった1人で…。

その時は、雨が酷くて雷も鳴ってたよ…。

恭兄は1人で大人数と戦ってた。

勝ったよ。勝ったけど、総長だけは逃げたよ。

そのあと、恭兄と歩いて帰った。

そのとき、歩いて帰らなければよかった。

歩いて帰っているとき、後ろからバイクの音が聞こえたの。
振り返るとさっきの総長がいたの。

総長は愛花を引き殺すつもりだったみたいなの。
気づいたときには恭兄に抱き締められてて、ドンって音がしたけど愛花は痛くなかった。
下に崩れ落ちて、恭兄を見ると血だらけで、恭兄は愛花に言ったの。
大丈夫か?って。

そう言って恭兄死んじゃった。
だから、恭兄は愛花のせいで死んだの…」