「熱がある奴を1人にできるか」 「大丈夫だよ。よくなったし」 「だが、まだ熱は高い」 「これくらい1人で大丈夫」 「はぁ」 弥上はため息をはいた。 ため息をはくこと? 「本当に矛盾してるから、自分でも嫌になる。俺が居ない間、ここから居なくなるんじゃないかって思ってしまうんだよ」