花幸が泣き終わってから、俺達はご飯を食べた。 花幸は俺が作ったご飯を “おいしい”って言ってくれた。 なんか、嬉しかった。 「ごちそうさまでした」 花幸が食器を洗おうとした。 「俺がやるから、花幸は寝とけ」 「これくらいはやんなきゃ」 律儀な奴。