「あっ、ごめん」 「謝る必要ねぇよ」 そして弥上が近づいてきて、頭を撫でてくれた。 「何て言ったらいいかわかんねぇから。それに両親がよくやってくれたんだよ。辛いこととかあったときに」 こんなに優しくされるなんて、初めて… 「…ごめん。泣いてもいい?」