【亜香里】



蓮司と二人きりになってしまった…。



今日はヤバイ…。



後片付けをしてごまかそう。



あたしはゆっくり、ゆぅ~っくりと食器を洗い出した。



「亜香里、俺にヤキモチ妬かせたらどうなると思う?」

「さ、さぁ…。」



蓮司は後ろにいて、あたしに覆い被さるようにシンクに手を付いてる。



「このまましちゃおっかな~。」

「何を!?」



あぁぁ…。



蓮司の手が服の中に入ってるよ…。



「何って…。セックス。」



その言い方は生々しいからやめてください!!



オブラートに包んでよ…。



「頑張って皿洗えよ。」

「ムリ…んっ…。」



蓮司にヤキモチなんか妬かせたら大変な事になるんだね…。



まさかこんな所であんなことするとは思わなかったよ…。



もう絶対妬かせたくない!!