寝た。のかは不明だったけど、三神くんは喋らない。話し掛ければ起きているのか確認くらいとれる筈なのにしなかったのは、些細な事だからだろう。 ドキドキと。音がする。 ドキドキと。音を出す。 私は三神くんの制服を少しだけ握り、目を閉じた。 ごめんなさい。抜けれないとかこつけて、心音を聴いていたいと言って、私は授業をサボり、手紙の主も待たない。 許してください。 この心地よさに身を委ねたいの。 「おやすみなさい」