「レイ、大丈夫だよ・・・。

 私達夫婦はもうそんなんじゃないから。

 体の関係なんてとっくにないの。

 2年前から何もないのよ・・・。

 私は欲求不満な淫乱主婦なのっ!」

 レイがいきなり抱きつく。

「もったいないですってば・・・。

 俺が代わりにたくさん抱いてあげますから。

 ってゆうか、もう夫さんに体とか触らせて欲しくないです・・・。

 すいません。

 結婚してる人に言う言葉じゃないし、夫さんからしたら俺は最悪な奴ですよね・・・。」

「レイ・・・。

 私にはあなたがいてくれたらそれでいいんだよ・・・。」

 私は目を閉じたままレイに身を任せた。

「瑠風が好きです・・・。」

 大好き・・・。」

 私達は縁側を離れた。

 部屋の中に入って愛し合った。

「レイ・・・。」

 汗をかいたあなたの背中に爪を立てる。

 私は何度もあなたの名前を呼びながら 頭がおかしくなりそうな位に気持ちよくなってた。

 私の体はまるで何かから解き放たれたかのように貪欲に快楽を求めていた。

 そう・・・、封印してた女の部分つまり 欲求。

 欲望。

 快感。

 すべてを満たしてくれてるのがこの子なんだ・・・。

「レイ・・・、

 どこにも行かないでね・・・。

 私のレイでいて欲しいの・・・。」

 レイの腰にしっかり密着した私は彼の動きに合わせてささやいた。

「お願い・・・。

 私のそばにいてね・・・。」

「あたり前じゃないですか。

 俺にはあなたしかいませんから。」

 可愛い子・・・。

 若い男の子ってやっぱり凄く可愛い。

 でも・・・、ちゃんと男なんだよね・・・。

 こんなに私を淫らな女にしてしまうんだから・・・。

 私達は何度も愛し合った。

 そして夕方になって、 祖母が帰って来る前にレイが帰って行った。

 私は急いで夕飯の支度をして、祖母が変えるのを待つ。

「ただいまー。」

 祖母が帰って来た。

 祖母は知り合いの人達と出掛けてた。

「あんたにお土産だよ。」

 そう言うとテーブルの上に、2人前の寿司を置く。

「私はいらないから、今晩来るんでしょ?

 旦那様がっ!

 これ出してあげなよ。」