私はこんなに羞恥心のない女だったの?

 きっとそうだったんだ・・・。

 理性の皮を被ったただの偽善者のふりをしていただけで、本当は誰かにもう1人の自分を見つけて解放してほしかったんだ・・・。

 私は何度もレイを求めてた。

 レイは、私の要求にすべて答えてくれた。

「瑠風さん、俺はもうあなた無しでは無理みたいなんです・・・。

 俺はあなたが大好きなんです・・・。

 耳元でささやくレイ。

「私も、レイが好き。

 死ぬほど好きよ・・・。」

 そう答えた。

 何が正しくて何が間違ってるかなんて誰が決めるんだろうか・・・。

 そんなの誰にもわかるわけがない・・・。

 誰かが決めたルールから外れたら、それが罪な事になり、それが世の中から見て許されない行為だとしても、私は逃げたりはしない・・・。

 私には失いたくない人が出来たから。

 レイが死ぬほど好き・・・。

 レイは何度も何度も私を天国に連れてった・・・。