アニサーコンチェルト♪〜30オンナがアニメ好きで何がわるい?! (完)

10分くらい歩いたところの
大通りから少し路地へ入ると
煌びやかなお店がいくつか並んでた


な、なに?

ラブホ通り?なワケないか…


目的のお店へとどんどん進む
立川潤においてかれないよう早足で歩きながら、
私はキョロキョロと
目だけは、動かしていた


「マナカ、ここ」


目的の店の前で止まり
私に、アゴでお店を指した


「え… ここって…
ニュ、ニューハーフのお店?」


地下に降りる階段を先に立川潤が降りて
私の手を引きながら答える


「そう、
おふくろと、ここの店のママとが友達でさ、
子供のころから、来てたんだ

ママ、
名前マサコってんだけど、
すんげ、面白い人でさ、
頭の回転も速いし、雑学王だし
おまけに、料理も上手いから
時々、夕飯食わせてもらってんだ」


お店のドアの前に着き、
立川潤がドアを開け、
私を先に入らせた