アニサーコンチェルト♪〜30オンナがアニメ好きで何がわるい?! (完)


「聞きたいこと、まだまだあんのっ

まず、
あの日、
アンタのこの部屋に泊まった日の
記憶がないの…

そ、その…
ホントに、私とアンタ…

シちゃったの…?

私、あんなコト初めてだし…
ちゃんと確認しておきたいの…


さっきだって…

私に、キス…したでしょ?

えっちもキスも
はずみで、だったら

そう、私の気持ちを処理しなきゃ、

あとあと、困るもの…



そして

アンタって、御曹司なの?

さっきの…

スーツ着たおじさん、アンタんちのSPなんでしょ?

て、コトは、それなりの家柄よね?

それなのに、なんで声優やってるの?



いっぺんに聞いてゴメン

でも

聞いておきたいから…」


私が言う言葉を
じっと、見つめていた立川潤


しばらくの沈黙の後、口を開いた