「聞きたいこと、まだまだあんのっ
まず、
あの日、
アンタのこの部屋に泊まった日の
記憶がないの…
そ、その…
ホントに、私とアンタ…
シちゃったの…?
私、あんなコト初めてだし…
ちゃんと確認しておきたいの…
さっきだって…
私に、キス…したでしょ?
えっちもキスも
はずみで、だったら
そう、私の気持ちを処理しなきゃ、
あとあと、困るもの…
そして
アンタって、御曹司なの?
さっきの…
スーツ着たおじさん、アンタんちのSPなんでしょ?
て、コトは、それなりの家柄よね?
それなのに、なんで声優やってるの?
いっぺんに聞いてゴメン
でも
聞いておきたいから…」
私が言う言葉を
じっと、見つめていた立川潤
しばらくの沈黙の後、口を開いた

