立っていられなくなり
ガクン…と
膝が落ちそうになった私を
立川潤の左腕がしっかり受け止めた
「マナカ…大丈夫か?」
私の顔を覗きこんで聞いてくる
「う、うん…」
なんか…
こんな姿見られて、ちょっと恥ずかしい…
恥ずかしいから、少し俯いた
すると
視界に包帯が巻かれた右腕が入ったから…
「腕…大丈夫なの?痛くないの?」
立川潤の右腕をそっと触ってみる
「あぁ、大丈夫
オレ、こう見えて丈夫だから」
右腕を軽くあげ、口元を緩ませた
「チャイ、冷めちゃうから
早く飲もうよ」
そう言って
棚からカップを取り出して
まだ、湯気がしっかりとたっているチャイを注ぎ
テーブルまで運んだ

