アニサーコンチェルト♪〜30オンナがアニメ好きで何がわるい?! (完)


立っていられなくなり


ガクン…と
膝が落ちそうになった私を
立川潤の左腕がしっかり受け止めた


「マナカ…大丈夫か?」


私の顔を覗きこんで聞いてくる



「う、うん…」


なんか…


こんな姿見られて、ちょっと恥ずかしい…


恥ずかしいから、少し俯いた

すると
視界に包帯が巻かれた右腕が入ったから…



「腕…大丈夫なの?痛くないの?」



立川潤の右腕をそっと触ってみる



「あぁ、大丈夫

オレ、こう見えて丈夫だから」


右腕を軽くあげ、口元を緩ませた



「チャイ、冷めちゃうから
早く飲もうよ」


そう言って

棚からカップを取り出して
まだ、湯気がしっかりとたっているチャイを注ぎ
テーブルまで運んだ