アニサーコンチェルト♪〜30オンナがアニメ好きで何がわるい?! (完)

しゃがんでた私は
傍に立つ立川潤を見上げた…


彼の右腕

肘から下の白い長そでTシャツが
真っ赤に染まっていた…


「う、うそ…」


思わず息をのみ、口元を抑えた


「佐々木、田口
マナカを部屋まで送ってくれ」


痛みで顔を歪ませてる立川潤が
SPみたいな二人に指示した


2人のうち、一人の男が
私の手を取り、立たせてくれた


「さ、いきましょうか」


「あ、はい…

い、いえっ!

私も、病院付いてくっ」


痛みを堪えてる立川潤の
傍に駆け寄って言った


「バカ言えっ

マナカは、部屋で待ってろっ!

佐々木と田口がついててくれるから、待ってろ」



「ヤだっ!

だって、私の…私のせいで…うっ…」


それ以上は、涙で声が詰まり言えなかった