アニサーコンチェルト♪〜30オンナがアニメ好きで何がわるい?! (完)


「なぁ、マナカ…」

缶チューハイを手にし
キッチンから戻った立川潤は
ソファーに座った私に目線を合わせるためか
私の目の前の床にあぐらをかいて座った


げ、私のお気に入りのチューハイっ!


「な、なに?」


ちょ、な、なんか距離が…ち、近いんですが…


「最近…変わったコト、ないか?」


「変わったこと? んー…」


立川潤が、真剣な眼差しを向けてくるから
少し恥ずかしくなって
目線をキッチンの方へ逸らしながら考える


「あ、訂正、おかしなコト、ないか?」


おかしな…


「あ、うん、ちょっと…ある…かな…」


「やっぱり…」


手にしてる缶チューハイに目線を落として
少し考えてる…