「なぁ、マナカ…」
缶チューハイを手にし
キッチンから戻った立川潤は
ソファーに座った私に目線を合わせるためか
私の目の前の床にあぐらをかいて座った
げ、私のお気に入りのチューハイっ!
「な、なに?」
ちょ、な、なんか距離が…ち、近いんですが…
「最近…変わったコト、ないか?」
「変わったこと? んー…」
立川潤が、真剣な眼差しを向けてくるから
少し恥ずかしくなって
目線をキッチンの方へ逸らしながら考える
「あ、訂正、おかしなコト、ないか?」
おかしな…
「あ、うん、ちょっと…ある…かな…」
「やっぱり…」
手にしてる缶チューハイに目線を落として
少し考えてる…

