「マナカ…オレらも帰るか…?」
カウンター席に二人で座ってはみたものの
なんだか、お店の雰囲気を乱してしまったから
ちょっと居づらい
「そだね…帰ろう…」
椅子から降りて、黒服のお兄さんを呼び
お会計をしようとしたら
「なによ、アンタたち、もう帰るの?!」
外から戻ってきたマサコさんが
帰り支度をする私たちを見て言った
「あぁ、ありがと また改めて来るよ」
「ありがとうございました」
私は、マサコさんに向かってお辞儀をした
「こちらこそ、なんのお構いもしなくってゴメンなさいね
マナカちゃん、また必ず来てね
一人でもいいから、必ずよ、待ってるからね
二郎ちゃんも、腕、早く治しなさいよ」
「はい、必ず来ます じゃ、また」
外まで送る、というマサコさんの申し出を断り
私と立川潤はお店を出た
なんだか、複雑だな…
瀬奈さん、大丈夫かな…
そんな心配が
翌日、思い切り的中した…
瀬奈さんだけでなく、立川潤と
この私にも、降りかかった

