アニサーコンチェルト♪〜30オンナがアニメ好きで何がわるい?! (完)

「「瀬奈さんっ?!」」


片手に、ビールが入ったグラスを持ち
ちょっと足取りも、普通じゃなかった


「やぁ、久しぶりだなぁ~

えーっと…」


私の顔をじぃっと見つめる


「っと、マナカちゃんだったよね?

どぉ? 潤とうまくいってんの?」


瀬奈さんが、私の肩に手をかける

すると
立川潤が、その手を掴んで降ろして


「瀬奈さん、
あっちにいるお仲間が呼んでますよ

それに、飲みすぎですよ

もう、それくらいにしたらどうです?」


立川潤が、瀬奈さんのグラスを取ろうとした時…


「うるせぇよっ! 

ちょっと売れてるからって、
天狗になんなよなっ

オレがどんだけ目をかけてやったのか
もう忘れちまったのかよっ

ちぇっ、恩知らずなヤツだな

だいたい、

この前だって、オレと飲みたがってた彼女を
無理やり、お前が連れて帰ったんだろ?」


え?なんですとっ?!