「…?」 なんだろう…と思いながら その人を見れば 「コレ、アンタのだろ?」 私の顔の前に 見覚えある黄色の財布! 「あぁっ! そう! 私の!」 「そ、じゃっ」 私の手元に、ポンと財布を渡し クルリと後ろを向いて 改札を抜けて行ってしまった 「ちょ、あ、あのっ」 お礼も言えなかった… でもヨカッタ 会場へ向かえる あれ…? 切符を買おうとして 財布を開くと 何かが違ってた… でも、何が違うのかわからない… その時は 私は気付かなかった これから出会う ”彼” だということに…