恋愛野獣会

俺は水を口に含み、そっと明日香に近づいた。



俺の中で切れた糸は、一体なんだったのか。



ただ、俺も白夜も感じていたことはただ1つ。



明日香がアイツに似ている事……。



「う……ん」



口移しの水を、コクンッと小さく喉を鳴らして飲み込んだ。



こんなの、本物の愛情じゃない。



そんなことはわかっている。



キスくらい、どうってこともない。