―光輝―
パタンッと扉が閉まる音が後方に聞こえて、俺はソファで眠っている明日香を見下ろした。
顔を洗ったときに濡れたのだろう前髪が、ペッタリのオデコに張り付いている。
その前髪を指先でペロッとはがし、額に手を当てる。
もう一方の手で自分の熱と比べてみると、かなり高い事がわかった。
脱衣所の扉の近くにある冷蔵庫から冷えピタを取り出して張ってやるが、これくらいのことじゃ下がらない事は目に見えている。
病院に連れて行くか?
そう思うが、学校が始まる時間までに開くような病院はこの辺にはない。
パタンッと扉が閉まる音が後方に聞こえて、俺はソファで眠っている明日香を見下ろした。
顔を洗ったときに濡れたのだろう前髪が、ペッタリのオデコに張り付いている。
その前髪を指先でペロッとはがし、額に手を当てる。
もう一方の手で自分の熱と比べてみると、かなり高い事がわかった。
脱衣所の扉の近くにある冷蔵庫から冷えピタを取り出して張ってやるが、これくらいのことじゃ下がらない事は目に見えている。
病院に連れて行くか?
そう思うが、学校が始まる時間までに開くような病院はこの辺にはない。



