恋愛野獣会

その瞬間、ズキンッと胸が痛む。



光輝と俺は同じものを共有し、その傷も共有し合った特別な中だ。



俺が唯一素直で居られる相手でもある。



「ちょっと、問題が」



そう言うと、



「入るぞ」



と声がして、扉が開いた。



ソファで眠っている明日香を見て、すぐに自体を把握した光輝は「学校休ませるんだろ?」と、聞いてきた。