皇子と私



佐喜が笑った。


初めて会ったときよりずっと温かくて魅力的に。


―チュッ―


「な!!!」


私は無意識のうちに佐喜の頬にキスしていた。


「あ…………ごめん………」


私が謝ると佐喜は私の頭に手を回し、




優しいキスをした。