皇子と私



「はい!!お休みなさい!!」


部屋から出ると佐喜は立ち止まった。


「……理央……」


佐喜の見ている方に1人の男が立っていた。


「理央って…佐喜の従兄弟よね??」

「あぁ…かなりの変わり者だ。できれば関わりたくない。」


ふーん…………
そんな風には見えないけど………

佐喜の従兄弟、理央が私達に気づいたらしくこちらに近づいてくる