LAST LOVE〜命を懸けた42.195km〜【完】

母親が言うには、父親はもう一仕事してから、出直して来るみたいだけど、体は大丈夫だろうか。

疲れてたら、ホテルに帰って休んで欲しいんだけどな…。



『咲恵子?疲れてない?』



「お父さんと…お母さんの方が心配…」



私ばかり優先して。

エリックと会えなくても、これからは我慢する。

だから、その分を寝て欲しい。

いっぱいご飯も食べるから。

1人で大丈夫だから…。



『娘に心配される程、私たちは老いてないわよ?(笑)』



「そう、だろうけど…」



『……咲恵子?』



背筋を襲った悪寒。

一瞬だったけど、何で?