LAST LOVE〜命を懸けた42.195km〜【完】

「エリック…」



『どうした?』



「私たちも…しようね…、結婚…」



『そうだな。その時は…おじさんに2人でお願いしような』



会話が聞こえない両親は、首を傾げながらエリックをつつく。

エリックは『まだ秘密です』と、2人を交わして、私を真っ直ぐ見据えた。



『次に会う時は、元気な姿を見せろよ?』



「次……いつ?」



『すぐだ。きっとすぐに会える』



エリックは、何かを予感してたのか。

それとも、私を元気付ける為に言ったのかわからない。

許された面会時間が終了らしく、エリックは父親と共に、『またな』と、去って行く。