にばんのしあわせ






透は一途な人やった


そして優しい奴やった


だから彼女を優先する半面


にばんめである私にも優しくしてくれた


忙しくても先に約束した時は


彼女が優先でも用事が終われば


必ず会いにきてくれた


けどそんなんじゃ透が持たない


透だって忙しいし、きっとしんどい


そう思うようになってから


私は逢う数を減らした