Teennage Blue 上巻 (ティーンエイジ ブルー)

 穂乃花(ほのか)…?

 それは隣のクラスの露村穂乃花(つゆむら ほのか)だった。

 純は穂乃花を大事そうに見つめてた。

 あたしは両手をギュッて握ってた。

 なんだかとっても息苦しくなった。

 露村穂乃花は、とっても頭がいい子で、学年でトップ3に入る。

 小さくて細くて声と聞き取れないし・・・。

 男の子が守ってあげたくなっちゃうような女の子だ。

 純と穂乃花は、まるで別世界の人種なのに・・・。

 よくわかんない。

 前にあたしと純が付き合ってた時とかも 穂乃花と純が会ってたとかってのもあっ
たけど・・・。

 純があたしと美雨に気付くと、照れ臭そうに笑った。

 後ろでしがみつく穂乃花は、うつむいたまんまだった。

 美雨が純に向かって。

「純~~。

 彼女ぉ?」

 って聞いた。

 あたしは美雨の袖をひっぱった。

 純がこっちを向いて舌を出すと、そのままチャリを飛ばして行ってしまった。

 美雨が言った。

「なんか、あいつら似合ってたね・・・。

 穂乃花、純に頼ってるっぽく見えたし・・・。

 純にはあーゆータイプの子がしっくりくるんかなあ・・・。」

「青と純ってさあ、超ベストカップルやったけど、なんかきょうだいみたいに見えたんだよね・・・。

 なんとなくさ~~。

 あっ、ごめん。」

「なんで謝るん?

 全然平気やよ。

 あたしらお互いに納得してカレカノの関係をチャラにしたんやから。

 でもあたしらはダチだからさ。

 ただ関係が変わっただけでダチには変わんないんだから全然なんともないよ。」

 あたしは精一杯平気なふりをした。

 ほんとは、ちょっと寂しいような気がしてた。

 純が遠くに行っちゃったような。

 調子いいよね。

 あたしだって夕月に逃げたくせしてさ。

 穂乃花が好きなのかな、純は。

 穂乃花と付き合い始めたのかな・・・。

 あたしの中にはまだ純に対する気持ちがほんとはまだあったのかもしれない・・・。

 それが、今になって少しだけ気がついた 今さら遅いよね・・・。

 あたしはいつでもこうだ・・・。

 誰かを失ってからやっと自分のほんとの気持ちに気がつくんだ。

 そしてそれはいつも、遅すぎるからタチが悪い。

「青?

 大丈夫~?」

 美雨が心配そうにあたしの顔を見る。