Teennage Blue 上巻 (ティーンエイジ ブルー)

 ショッピングセンターを出るとすっかり辺りは夕暮れになってた。

「美雨ありがとっ。

 あたし、ちゃんと前向いて歩いてくから。

 あんたが友達で嬉しいよっ!」

「青~、あたしはあんたの味方やからね。

 でも、1番にはなれないけどね。

 1番は純じゃん?」

「何?

 それーーっ!」

「青、明日もちゃんと学校おいでよねーー。」

「わかったぁーー。(笑)」

 あたしは美雨と、ここで別れた。

 1人になるとちょっとだけ、落ち込む・・・。

 あたしはなんだか海が見たくなって、1人、海に向かって歩き出す。

 赤く染まる空はもうすぐ藍色に変わる・・・。

 あたしは防波堤に座ると藍色の空をまともに見る勇気がなくなってた。

 友夜の事をまた思い出してた。

 そしてあたしは海に向かって、

 「バカヤロー。」

って叫んだ。

 なんだかわかんないけど、大声で叫びたくなっちゃってついでに涙が出てきちゃってた・・・。

「あの・・・、どうしたんですか?」

 知らない男の子が声をかけてきた。

「別に・・・。」

 あたしはそっけない返事をした。

 なんだかちょっぴり恥ずかしかったから・・・。

「ちょっと、頭爆発寸前な事があったから・・・、あーすっきりしたっ!」

 あたしは涙を手で拭って平気なふりをした。

 だって恥ずかしかったんだもん。

「すっきりしましたか?

 それは良かったです。

 僕も最近イライラしちゃう事が多くてバカヤローって叫びたい気分ですね。」

 あたしはその男の子を見た。

 見た事がないその男の子は、綺麗な黒目がちな瞳をした女の子みたいな男の子だった。

「あの・・・、その制服うちの中学のですよね?

 何年ですか?」

 この子はうちの生徒なんだあ。

 でも見た事がないから学年が違うんだろうなって思ってた。

「2年だけど・・・。

 あんたは?」

「僕は1年です。

 てゆーか、最近転校して来たばっかなんです。

 2年か・・・、1個上ですね。」

 この子は1年なんだ。

 1年なんて全然わかんないし、それに転校生ならなおさらわかんないはずや・・・。

「あたし、夏川 青(なつかわ じょう)って言うん。

 あんたは?」

「僕は秋本 夕月(あきもと ゆずき)って言います。

 夕月・・・、綺麗な名前。