「なあ、青・・・。

 俺さあ、お前の事がやっぱすげー好きなんだよねー。

 なんかさあ、どの女といてもなんかしっくりこねーんだ・・・。

 俺ってかなり勝手だよなー。

 いい加減やし、でもさ~、やっぱお前じゃなきゃ無理ってか、絶対に無理みたいなんだよね・・・。」

 しがみついた私のすぐそばで純がささやく。

「あたしもだよ。

 あたしもおんなじだもん。

 純、でもあたしたちが一緒にいたら悲しむ人がいるよね・・・?

 それってやっぱいけない事じゃん?
 
 どうしたらいいんやろ?

 もうわかんないよー。

 どうしてこんなんなっちゃったんやろ?

 どうしたらいいんやろ?」

「黙ってろ・・・。

 もう何も言うな・・・。

 全部俺に任せろ。

 たまには信じろって。」

 そして純はあたしにキスをした。

 あたしと純の初めてのキス・・・。

 涙が出る。

 嬉しくて?

 悲しくて?

 なんか笑っちゃうよ。

 だって、ここ男子トイレじゃんっ?

 なんかあたしたちっぽいけど・・・。

 あたしは服をきて、真里菜の所へ戻った。

 真里菜は、

「なんかあんたらいい感じじゃん?

 青、あんたもう純の事離したら絶対にダメだよ。

 わかったやろ?

 あんたにはこいつがお似合いなんだよ。

 あんたにはこいつしかいないのっ!

 わかってるやろ?

 純、青の事しっかり捕まえとかないとダメだからねっ?」

 そう言うと真里菜の彼氏が迎えに来た。

「じゃ、あたしこいつと帰るから青の事よろしくっ!」

 真里菜は彼氏と出ていった。

 あたしは純と原チャに乗って純の家に行った。

 純の家はいろいろあったみたいだけど今は落ち着いてる。

 久しぶりの純の部屋は、やっぱグチャグチャだ。

「純、片ずけなよ~っ!

 ねぇ、またエッチなDVDとか見てたりするん?」

 あたしは笑いながら物食した。

「バカヤローんなもん見てねーよー!
 
 ちゃんとやる女くらいいるし~っ。(笑)」

「それってリサ?

 人妻?」

 あたしはなんか急に落ちた。

 自分で言っといて落ちた・・・。

「あのさあ・・・。

 リサが妊娠してるって、ちょっと前に言ってたけど純、どうするの?」

 純はベッドに座ってこっちを見る。