Teennage Blue 上巻 (ティーンエイジ ブルー)

 なんで友夜といると悲しくなるんだろう・・・。

 考えちゃいけないのに、つい純の事が頭に浮かぶ。

 純といた時、あたしはいつも笑ってた。

 心の底から笑ってたんだ。

 そしてめちゃ楽しくてしあわせだった・・・。

 あたしはいつからこんなに泣き虫になっちゃったんやろ?

 あたしは友夜が好き・・・。

 本当に好きなの?

 同情してるんじゃないの?

 これって本当に好きって事なの?

 ほんの数分の事だった・・・。

 ほんとにほんのちょっと間の事・・・。

 いきなり、鈍い痛みが走った。

 そしてあたしは息が止まりそうになった。

 友夜はあたしの手首にナイフを当てるとゆっくりと滑らした。

 その瞬間まったく痛みはない。

 その数秒後に鈍い痛みが走ったのだ。

 2本の筋が出来てて血が滲んだ。

 「青…?

 なんで、すぐ裏切るの?

 今さ、俺以外の奴の事考えてたでしょ?

 それって裏切りじゃん?

 その相手って、純でしょ?

 俺にはわかるんだ。

 ねぇ?

 青、俺、マジで青殺すよ?

そん時は俺も一緒に死ぬけどねっ?」

 友夜はあたしを切ったナイフを自分の手首に押し付ける。

 友夜の手首から血が流れた。

「友夜っ!

 やめてよー!

 お願いだからぁ!

 もうやめてっ!」

 シーツの上にポタポタ落ちる血が鮮やか過ぎて目眩がした。

「なんで友夜は自分を傷つけるの?

 そんな事に何の意味もないよ?

 友夜、ごめんね。

 あたし友夜の事が好きだけど、こんなの理解する事なんてできないよ?

 そばにいたいし、好きだけど、傷つけあう事なんて意味がないよ?

 友夜、もう自分を傷つけるのやめてっ!」

 あたしは裸のまま友夜に抱きついた。

「お前が悪いんだ!

 お前がすぐに俺を裏切るからだろーがよっ!」

 友夜は部屋の鍵をかけると、あたしに殴りかかり、蹴りまくった。

「痛いっ、痛い・・・。」

 だんだん遠退く意識の中で、あたしは幻を見た。

 笑ってるあたしと純・・・。

 夕陽をみながら笑ってる。

 あたしたちはどうして離れちゃったんだろ・・・。

 友夜はあたしを散々殴ると、今度は抱きまくった。

 あたしは無抵抗なまま、なすがままだった。

 あたしの信じてた愛はこんな形なわけないよ・・・。