気がつくと友夜の隣で寝てた・・・。

 今、何時だろ・・・?

 友夜があたしの頭を撫でてた。

「友夜、今日、突然来たからさ、親に何も言ってないんだ。

 もうちょっとしたら帰っていい?」

 友夜は、しばらく何も言わずにだまったまま天井をみてた。

 そして、

「親には真里菜といるって連絡してくれないかな?

 今日は朝まで青とずっとこうしてたいんだ・・・。

 離れたくないよ・・・。

 お願いだから・・・。

 ねぇ?

 そう言って・・・。」

あたしは、母親に電話して、

「あのさ、いきなりやけど真里菜んち泊まるから。」

 って、そっけない態度で話した。

 母親は、

「あんた、最近やたら外泊してない?

 大丈夫なの?

 真里菜ちゃんちのご両親に一度ちゃんと挨拶しとかないとね。」

って、だけ言うと、あたしは電話を切った。

 そして、次に真里菜にメールで、

《今晩、急に友夜んとこ泊まる事になったから、親には真里菜んち泊まるってなってるから頼むねっ。》

て、送った。

 そしたらすぐに真里菜から、

《青、あんたやりすぎじゃん。

 OK!》

って返事が来た。

 友夜は、あたしの頬にそっと触れると、

「ごめんね。

 痛かったよね?」

ってキスをした。

「俺は最低だよ。

 青を傷つけてばかりいるから・・・。

 俺ね、ガキん時に親父に虐待されまくりで、その上たった1人の味方だった母親まで男作って、俺を捨ててどっかに逃げてったんだよね。

 俺はどっかぶっ壊れてんだよね。

 親父みたいな最低な人間にだけは絶対にならないって思ってたのに・・・。

 俺もこうして青に暴力ふるってるし・・・。

 汚れてんだよね。

 俺は結局、あのクソ親父とおんなじなんだよね・・・。」

 友夜が寂しそうにつぶやく。

 あたしは何も言えずにただ友夜の胸に抱かれてた。

「俺さ、青の事マジ本気だから。

 お願いだから信じて・・・。

 これからもこの先も俺は青以外の女とは やらないし、付き合わない。

 だから青も俺以外の奴の事、好きになんないで。

 俺以外の奴の事考えないで。

 約束だからね

 もし約束破ったら・・・。

 その時は・・・。

 俺は、青を殺して俺も死ぬ。」