夏はもうどっかに消えてた。
もう蝉の声に悩まされる事はないんだ・・・。
あたしにとって夏は何もかもが変わってしまったから・・・。
あたしはちょっとだけ大人になったような気がしてた・・・。
それは、やっぱあたしがもう前のあたしじゃなくなってしまったからなんだよな・・・。
「青~っ!」
美雨が背中を叩く。
「おはっ!
ね~、なんかリサがさあ、変なんだあ。」
「変って?」
「まあ、見てみなよ。」
美雨があたしを引っ張る。
教室に入ると美雨が指差した。
「ほら・・・、リサが変わってるやろ?」
あたしはリサの方を見る。
あたしの目に写るリサは、まったく別人に見えた。
金髪ギャルだったリサはもういない・・・。
美雨が小声で、
「どうしちゃったんやろね?
なんか調子狂うよね。
リサっぽくないし・・・。」
リサの金髪は黒髪になってて、なんだか大人びて見えた。
あたしが夏の魔法にかかっちゃって、ちょっぴり変わってしまったように、リサも夏の魔法にかかったんだろうか・・・。
授業が始まり、あたしは虚ろになってた
数学の公式も先生の言ってる意味もよくわかんない。
てゆーかどーでもいい。
そんな時、友夜からのメールが届いた。
《青、今日会いたいんだ。
学校終わったらうちに来て。
父さん帰りが遅いんだ。》
《あたしはいいよ。
帰りに寄るから》
って返信した。
放課後、美雨が、
「一緒に帰ろ~。
久々、クレープ行かない?」
って誘ってきた。
「あのね、今日は友夜んち寄るからちょっと無理やわー。」
って断った。
「なんなん、あんたあー、(笑)
ラブラブじゃんー。(笑)」
美雨がふざけてあたしの頭をこずいた。
「まあねー。」
あたしはそう答えながらなんだか気持ちが動揺してたんだ。
だって目の前に純とリサがいたから・・・。
純は、
「よっ!青。」
って普通に話しかけてくる。
隣にいるリサは少し不機嫌そうだ。
「友夜とデートか?」
あたしはなんかちょっと嫌な気分になった。
「あんたには関係ないじゃん!」
「なんだと~、このスケベ。」
「スケベはあんたやろが?」
「オレはスケベじゃねー、ドスケベやっ!」
もう蝉の声に悩まされる事はないんだ・・・。
あたしにとって夏は何もかもが変わってしまったから・・・。
あたしはちょっとだけ大人になったような気がしてた・・・。
それは、やっぱあたしがもう前のあたしじゃなくなってしまったからなんだよな・・・。
「青~っ!」
美雨が背中を叩く。
「おはっ!
ね~、なんかリサがさあ、変なんだあ。」
「変って?」
「まあ、見てみなよ。」
美雨があたしを引っ張る。
教室に入ると美雨が指差した。
「ほら・・・、リサが変わってるやろ?」
あたしはリサの方を見る。
あたしの目に写るリサは、まったく別人に見えた。
金髪ギャルだったリサはもういない・・・。
美雨が小声で、
「どうしちゃったんやろね?
なんか調子狂うよね。
リサっぽくないし・・・。」
リサの金髪は黒髪になってて、なんだか大人びて見えた。
あたしが夏の魔法にかかっちゃって、ちょっぴり変わってしまったように、リサも夏の魔法にかかったんだろうか・・・。
授業が始まり、あたしは虚ろになってた
数学の公式も先生の言ってる意味もよくわかんない。
てゆーかどーでもいい。
そんな時、友夜からのメールが届いた。
《青、今日会いたいんだ。
学校終わったらうちに来て。
父さん帰りが遅いんだ。》
《あたしはいいよ。
帰りに寄るから》
って返信した。
放課後、美雨が、
「一緒に帰ろ~。
久々、クレープ行かない?」
って誘ってきた。
「あのね、今日は友夜んち寄るからちょっと無理やわー。」
って断った。
「なんなん、あんたあー、(笑)
ラブラブじゃんー。(笑)」
美雨がふざけてあたしの頭をこずいた。
「まあねー。」
あたしはそう答えながらなんだか気持ちが動揺してたんだ。
だって目の前に純とリサがいたから・・・。
純は、
「よっ!青。」
って普通に話しかけてくる。
隣にいるリサは少し不機嫌そうだ。
「友夜とデートか?」
あたしはなんかちょっと嫌な気分になった。
「あんたには関係ないじゃん!」
「なんだと~、このスケベ。」
「スケベはあんたやろが?」
「オレはスケベじゃねー、ドスケベやっ!」