うちに帰ると、母親が、

「あんた携帯忘れたん?

何度もあんたに連絡してるのにあんたが出ないって純君が心配して家に来たわよ。

真里菜ちゃんとこ泊まるって言ってたって伝えといたけど、さっきも来たわよ純君。

何かあったの?

純君あんたの事、凄く心配してたんだけど。」

「何でもないよ大丈夫だよ。

純は心配症なだけやから。」

あたしは自分の部屋に行った。

ベットに仰向けになって深呼吸した。

まだ友夜の温もりが残ってた・・・。

携帯が鳴った。

真里菜からだ。

「青、どうだった?

友夜んち泊まったんやろ?

ねぇ、教えなよ~。

あたし気になってたまんなかったんだからね!

エッチした?」

真里菜はめちゃテンション高い。

「真里菜、あたし友夜の事もっともっと好きになれたらいいなって思ってるんだ。

なんかね、変な事言うけど友夜の味方になりたいんだよね。」

真里菜は、

「あんたが決めたんならそれでいいじゃん?

ねえ、それより~友夜とエッチしたん?

教えてよ~っ!」

「うん・・・。」

あたしは答えた。

「マジで?

スゲー。」

真里菜は興奮しまくりだ。

「友夜狙ってる女らが知ったら落ちるね。

友夜めちゃモテるから。

あんたしっかり捕まえとかないとダメだからね!

友夜は浮気とかするタイプじゃないから大丈夫やけどね。

ようはあんた次第だよ。

青、もう純の事はいいの?」

「うん、純の事はもういい。」

正直ちょっぴり胸がキュンって痛かった。