あたし達は 朝までくっついてた・・・。

男の子の体温ってなんだか気持ちいい・・・。

友夜はいつの間にか先に眠っちゃって、いつもはクールな友夜の寝顔を見てたらたまんなくなった。

綺麗な寝顔・・・。

友夜には不思議な魅力がある。

大人びた雰囲気と時々凄く恐い表情だったりする。

あたしの知らない友夜がきっといるんだ。

だんだん明るくなって来て、あたしはやっと眠くなったんだ。

友夜の腕にしがみついて、そのまま記憶がなくなっちゃったんだ。

目が覚めると、隣にいるはずの友夜がいなくなってた。

あたしは眠い目をこすりながらベットから起き上がった。

「友夜・・・。」

名前を呼んでも返事がない。

あたしはまたベットに潜り込んだ。

なんだか凄く疲れてた・・・。

どれ位時間が経ったんだろ?

隣に友夜がいた。

「あれっ?

友夜、さっきいなかったじゃん?」

あたしは隣にいる友夜を見た。

「青、起きた?

あのさ、お腹好いたやろ?

俺、実は料理とか得意だったりするんだ。

ご飯作ってたんだ。

パスタやけどね。

超簡単だからさ。」

友夜はそう言うと、下に降りてった。

そしてパスタを持って来た。

「これってさあ、あさりが入ってるね。

あたし、あさりスパ大好きやよ。

凄いじゃん、友夜!

あたし料理なんかした事ないよ。

なんか恥ずかしいな・・・。」

あたしはそれを一口食べた。

「超~おいしいよ。

友夜と結婚したら女の子は幸せになるね。」

思わず言った意味のない言葉に、

「俺、青と結婚するつもりだよ。

もう決めてるから・・・。

言ったやろ?

 俺は青しか見えないって。

俺一生、青だけしか好きにならないよ。」

友夜はそう言うといきなりあたしに抱きついて来た。

あたしは正直ちょっぴり変な気がしてた。

何がない言葉だったから。

深い意味なんかなくて、ただなんとなく言っただけの言葉だったし・・・。

「俺は遊びとかで簡単に女とやるような男じゃないから、青にすべてを捧げるし、だから青も俺だけを見てくれるんだよね? 」

友夜がじっとあたしを見る。