Teennage Blue 上巻 (ティーンエイジ ブルー)

 そして、段々腹が立って悔しくって、涙が止まらなくなった。

 涙がこんなに出たのはいつぶりやろか? って位に泣けてくる。

 悔しいから声は出さない。

 下を向いたまま純に言った。

「なんで?

 その人の事好きなん?

 ほっとけないって何よ?

 もういいわ。

 呼び捨てで呼ぶんやね。

 好きなんやね。

 もう知らんわ。

 2度とあたしに話しかけんといてよねっ!」

 こんだけ言うのが精一杯。

 あたしはとにかくその場から逃げたかった。
 
 そして、走り去ろうとした。

 純は、

「こんなんで壊れるん?

 お前はそれでいいのかよ?」

と、大声で叫んでた。

「誰が壊したん?

 あんたやろ!

 あんたが全部ぶっ壊したんじゃないん?」

と、あたしも叫んだ。

 夏の日は大嫌い。

 蝉が煩いし、あの日を思い出すから・・・。

 あたしは、泣きながらその場を走り去った。