「3万あるからこれでいいかしら?

 女は聖にお金を渡す。

 いつもの光景。

 いつもの金額。

 聖はそれをソファーに脱ぎ散らかしたままの制服のズボンのポケットに無造作にしまった。

 女は、

「ねぇ・・・。

 まだ時間ある?」

 って聞いた。

 聖は、

「もう1時間位なら大丈夫だけど・・・。」

って答えた。

 女は、

「今日は旦那の帰りが遅いからまだ一緒に楽しめる時間が、たっぷりあるんだけどなっ・・・。」

 女はそう言うと、聖の胸に顔を埋めた。

 隣の部屋に眠る子供は何も知らない。

 聖は女の体を優しくいたぶる。

 女は激しく興奮し、そのまま2人はひとつになった。

「なんか燃えちゃうわよね。

 こんなシチュエーションって・・・。

 だって多分、聖のお母さんって私と変わんないでしょ?

 お母さんいくつだっけ?」

「さあ・・・、知らない。」

「こんな事やってる時に、オカンの話なんて無しじゃない?

 萎えるし・・・。」

「そう?

 私はその反対だわ・・・。

 なんかすごーく悪い事してるみたいで逆に感じちゃうわ・・・。」

 何言ってんだか・・・。

 このババア・・・。

 別にいいけど・・・。

 金くれるんならどんなババアにだって優しく出きるさ・・・。

「冬美さん、俺あなたが好きですよ。

 愛してます・・・。」

「聖・・・。

 私もよ・・・。

 旦那の稼ぎで、へそくりしてそれで俺を買うババア。

 ガキが隣で寝てるってゆうのに平気でセックスするんだよな・・・。

 母親失格・・・。

 でもこうゆうクソみたいな欲求不満なババアのおかげで俺は金をもらう事が出きるんだから感謝だな・・・。

「冬美さん、俺これから塾があるんでもう帰らないとダメなんで、あと少ししたら帰るから・・・。」

「塾?

 なーんか可愛いっ。(笑)」

俺は服を着るとベッドに横たわる女を見た。

 ただのババアじゃん・・・。

「制服って興奮しちゃうわ・・・。

 禁断の関係って感じでドキドキしちゃうっ。

 ねぇ?

 聖?

 今度いつ会おうか?」

「またメールする。

 塾がない日にゆっくり会いたいから。

 じゃあ、冬美さんまたねっ!」

 俺はアパートの外に出た。

 なんかカッタる~~。

 なんか疲れた・・・。