月明かりが眩しい夜、あたしは朝まで眠る事が出来ないまま、ずっと泣いてた。

 もう純とは完全に終わったんだ。

 なんで神様はあたしに意地悪するんだろ?

 なんで神様はあたしの大事なものを奪い去るんだろ?

 あたしは辛くて死んでしまいたいって本気で思った。

 ご飯もいらない、お菓子もいらない、テレビも漫画もゲームも何もいらない。

 14歳のあたしは、こんな風に生きてくしかなかった。