リサはシングルマザーの母親と2人暮らしで、母親は夜の仕事をしていた。

 つまりお水で、小さい頃からリサは1人ぼっちだった。

 母親は仕事に行く前、リサに食事を作り、母親が帰宅する頃にはリサは眠ってた。

 母親は、たまに男を部屋に連れ込み、幼いリサはそんな環境の中で成長して行った。

ある日、いつものように母親が男を連れ込み、小学6年になってたリサは、そんな母親がだんだん汚ならしく見えて、家にいるのが嫌になり、夜の街へと繰り出すようになって行った。

 リサは小学生の女の子にしては大人びて見える。

 そんな彼女に声をかけて来た大人はたくさんいた。

 街に繰り出すようになったリサに仲間が出来た。

 中学生や高校生の同じように家庭に問題があって、家にいるのが嫌になってる子供達だった。

 リサは学校にもいかずに昼間は家にいたが、母親が連れ込んだ男がなかなか帰らなくなり、その男が入りびたりになった。

 リサはこの男が嫌いだった。

 いらやしい目付きでジロジロと見る男が 、気持ち悪くて鳥肌が立った。

 そんなある日、母親が仕事に出かけた後、この男はいつもはパチンコに行くのに何故か出ていく気配がない。

 嫌な予感がしたリサは先に家を出ようとしたその時・・・!
 
 男がいきなり彼女に抱きついて来た。

「止めて!止めてよ!」

 リサは必死で抵抗したが、スカートに手を入れられ、下着を下ろされた。

 男は彼女を床に押し倒した。

 恐怖で震える手で力一杯抵抗し、彼女はやっとの思いで逃げ出した。

 泣きなから部屋を飛び出し、仲間のいる夜の街へ。

 彼女はしだいに派手な化粧をし、スカートを短くし髪の色を明るくして、いわゆるギャルになって行った。

 中学生や高校生の仲間との付き合いが頻繁になり、家に帰らない日が続く。

 心配した母親が問い詰めると、

「あんたの男があたしに手を出したんだ!

 しっかり捕まえときなよ!」

 そう言って母親を睨んだ。

 母親はリサに、

「あんたが誘ったんやろ?

 とんでもない子、あんたなんか消えちゃいな!」

そう言ってタバコを吸ったまま、男と笑った。

 リサは悔しさで一杯になり、この家にはいられないって思った。