Teennage Blue 上巻 (ティーンエイジ ブルー)

 俺らは形は変わったかもしんねーけど、だからってバイバイってのと違うやろが?

 俺はお前が大好きで、それは変わんないぜ?

 たださ、形が変わっちまったんだ。

 それはしょーがねーだろ?

 2人で決めた事やろ?

 泣くなよ~~っ!」

 純は何度もあたしの頭を撫でると抱き締めてきた。

「なんでこんな事すんだよ?

 バーカ。

 こんな事するからあたしが揺れるんじゃん!」

 純は優しい・・・。

 優しいから誰もがその優しさに誤解する あたしでさえ・・・。

 誤解するじゃん。

 純はただあたしを慰めてるだけなのにね・・・。

 けど・・・、なんか純に抱き締められると懐かしくってなんか胸がドキドキした。

「さっ!元気出せよっ!

  俺、行くわ。」

「えっ?」

 あたしは涙を必死で手でふく。

「今からデートだぜ!」

 いきなり正気に戻るあたし・・・。

「じゃあな!

 お前も彼氏とデートしろよ~~。

 こんな奴の為に泣いてる場合じゃあないんじゃね?

 もう、俺らはさ前向いて行かんとダメなんだよな。

 だから・・・、青、とにかくガンバレよなっ。

 じゃあな!」

 純はタバコを投げ捨てると原チャに乗って行ってしまった。

 なんなんだよあいつ・・・。

 優しくしてみたり突き放したり・・・。

 デートする相手位いるもん!

 てか、デートってやっぱ穂乃花ちゃんとなんやろうな・・・。

 純はもうあたしの事なんて過去にすぎないんだよね・・・。

 純はもう前向いて歩いてるんだよね・・・。

 海風に揺られて気持ちよさげに飛んでる鳥達の群れがあたしの目の前を通りすぎてった。

 いきなり携帯が鳴るとそれは夕月からだった。

「もしもし、夕月?」

「青・・・。

 ごめん。

 今日会えなくなったんだ。

 ちょっと家の事情で出にくくなっちゃったんだ。

 ごめんね。

 明日、会えるよね?

 明日、迎えに行くよ。

 早く青に会いたいから、一緒に学校行こう?」

 なんだか夕月の声が、いつもより元気がないように聞こえてた。

「夕月、あたしは大丈夫やよ。

 会えなくてさみしいけど・・・。

 いいよ。

 明日待ってるからっ。

 明日会おっ!」

「ごめんね・・・。」