Teennage Blue 上巻 (ティーンエイジ ブルー)

「お母さん、ちょっと出掛けてくるからっ。」

 あたしは下に降りる。

「青、早く帰って来なさいよね?」

「はいはいっ。」

 あたしはチャリに乗ると、1人で海に向かった。

 とりあえず天気もいいし海が無性に見たくなったから・・・。

 久しぶりのチャリになんかワクワクしてペダルをこぐスピードがガンガン上がる。

 坂を猛スピードでかけ上がると、そこから今度はジェットコースターみたいに一気に下る。

 気持ちいいよ~~っ!

 あたしは1人ではしゃいでた。

 海に着くとチャリを停めて防波堤に座る。

 海がキラキラしてる・・・。

 綺麗・・・。

「なんだよ~~、お前、こんないい天気の日曜の昼間に1人でこんな所で何してるんすか?」

 突然あたしの頬にカンジュースを押し付けてきたのは純やった。

「冷たっ!」

 あたしはそれを受けとり、隣に座る純に、

「びっくりするじゃん?」

って軽く肩を叩く。

 純はタバコを吸いながら、あたしの顔を覗きこんだ。

「お前、デートしないの?」

 あたしはカンジュースのふたを必死でこじあけようとする。

「なんで開かないんだよ~~っ!」

「貸せよっ?」

 純が軽々と開けちゃった。

「ありがとっ。」

 海風が気持ちいい。

 波が穏やかで気持ちいい・・・。

「純、あたしらって子供ん時、おんなじ位につよかったじゃん?

 でもさ、あたしだんだん弱くなっちゃってきてるよね。

 もう、あんたと本気で殴りあいしたら負けるよね?

 なんか悲しいよ。」

 ジュースを飲みながらあたしは純につぶやいた。

「お前、何言ってんだあ?

 てか、あたり前やろ?

 お前は女で俺は男やぞ!

 バカじゃね?」

 ケラケラ笑いながらあたしの頭を撫でる。

 あたしは女であんたは男なんになんでカレカノになれないんやろうね?

 なんで恋愛とかってのになれなかったんやろね?

 なんだか急に悔しくなってわけもなく泣けてくる・・・。

 あたしのバカ。

 なんで泣くんだよ~~。

 純が困った顔をしてた。

「あのさあ・・・、

 この世には好きでも一緒になれない2人ってのもいるんじゃね?

 けどさ、だからって大事じゃないとか大切じゃないとかってわけでもないじゃん?