Teennage Blue 上巻 (ティーンエイジ ブルー)

「よく、あの公園で遊んでたよ。

 僕んちみたいに母子家庭の子がたくさんいてさ。

 母親の帰りが遅くなったりした時とか、代わる代わる友達んちに預けられたりしてたんだ。

 みんな凄く仲良かったんだよね。

 懐かしいな・・・。」

「夕月ぃ?」

 階段を上がろうとしてるその女の子は夕月と知り合いっぽい・・・。

「由利亜、元気?」

「元気、元気~~っ!

 夕月どうしたの?

 ビックリじゃん?」

「なんか懐かしくなってさ。

 来てみたんだ・・・。」

「へ~~、めっちゃビックリだよっ!

 夕月、向こうでうまくやってんの?」

「まあまあだよ。

 由利亜は?

 みんな元気か?」

「あたしは元気。

 塾行ってきたとこ。

 てゆーか、いきなりだからマジビックリ~~。

 連絡入れてくれたら、しょうたとか、るいきとか、メイとか、裕亜とか呼べたのに~~っ!」

「しょうたになら今こっち向かう前に偶然会ったし、

 てか、彼女と元サヤだって言ってたよあいつ。(笑)」

「そうそう、結局はしょうたには沙羅しかいないんだよね~~。(笑)」

 あたしはなんとなく、疎外感感じちゃってた。

 あたしの知らない夕月・・・。

 あたしの知らない夕月の世界がある・・・。

 これって嫉妬なのかなあ?

 だったら、あたしってなんかかっこ悪いよね・・・。

「あの…?

 もしかして?

 夕月の・・・、彼女とか?」

 その女の子がじっとあたしを見つめる。

 女の子の目線って痛いよな・・・。

 さっきと違ってめちゃ観察されてるし・・・。

「そうだよ!

 彼女の青。」

 夕月があたしを紹介した。

「へ~~、夕月って女の子苦手なんだと思ってたけど、ちゃんと彼女とか作ったりするんだあ~~。」

 なんか、ちょっと嫌な感じがする。

 あたしをガン見すると、

「夕月モテるでしょ?

 あたしは幼なじみで一緒にお風呂とか入ったりしちゃう仲だったから、なんか恋愛感情持てなくって無理だったけど・・・。

 夕月めちゃめちゃモテてたくせして女の子と付き合ったり、まったくしないから、怪しいってみんな言ってたんだよね~~。(笑)

 よかったじゃん!

 彼女いるなんて安心したよ。

 夕月、また遊びにおいでよね?

 そん時は全員呼ぶからね~~。

 じゃまたね~~っ!」