「青、今さあ、うち色々あってね。
なんか、もう何もかも嫌になっちゃってさ・・・。
ごめんね。
かっこ悪っ。
愚痴なんて聞きたくないよね・・・。」
夕月が握った手を離す。
「でね・・・、青。
近々、独り暮らしするかもしれないんだあ・・・。
元々、母さんの再婚相手の、つまり僕の義理の父親なんだけどさ。
僕とうまくいってなくって・・・。
だから全然平気なんだけどね・・・。」
夕月がいつになく、家庭の事情をあたしに話す。
はじめてだ。
あたし、夕月の家の事なんてなんにも知らなかったから。
「でさ・・・。
今日とかも、その父親が僕の為にアパート探してるんだよね。
早く出てってもらいたいんだろうけどさ・・・。
なんだかなあーって思うんだ・・・。
でも、その方がいいかもね。
そしたらアパートに青を呼べるからさ。
一緒にいれるしね・・・。」
「夕月んちのお母さんは何て言ってるの?
夕月まだ中1じゃん。
なんで夕月が独り暮らししなきゃいけないのかな?
おかしいよ?」
夕月は遠くを見つめてた。
「いいんだよ。
気楽じゃん?
青、毎日でも遊びに来てよ。」
「夕月ぃ。
あたしは夕月の腕に絡まった。」
あたしっていつもこうだ。
自分の知らないとこで好きな相手が何かに悩んでても気がつくのが遅い・・・。
友夜ん時もそうやった。
友夜は1人で逝っちゃった。
あたしを置き去りにして・・・。
逝っちゃった・・・。
「大丈夫、心配しなくていいから。」
夕月の細い肩が切ない・・・。
次の日は土曜日で、あたしと夕月は海で待ち合わせして、たまにもデートみたいな事したいねってあたしが言ったせいで、2人で電車に乗って夕月が前に住んでた街に行ってみる事になった。
なんとなく夕月が前まで住んでた街が見たかったんだ・・・。
電車に乗って4つ目の駅に着いたら、そこが夕月が前に住んでた街がある。
「駅前からして都会だよな・・・。」
「あたしの住んでる町なんて田舎だもん。」
駅前にはオシャレなフアッションビルが建ち並ぶ。
バス停がすぐにあってあたし達はバスに乗った。
なんか、もう何もかも嫌になっちゃってさ・・・。
ごめんね。
かっこ悪っ。
愚痴なんて聞きたくないよね・・・。」
夕月が握った手を離す。
「でね・・・、青。
近々、独り暮らしするかもしれないんだあ・・・。
元々、母さんの再婚相手の、つまり僕の義理の父親なんだけどさ。
僕とうまくいってなくって・・・。
だから全然平気なんだけどね・・・。」
夕月がいつになく、家庭の事情をあたしに話す。
はじめてだ。
あたし、夕月の家の事なんてなんにも知らなかったから。
「でさ・・・。
今日とかも、その父親が僕の為にアパート探してるんだよね。
早く出てってもらいたいんだろうけどさ・・・。
なんだかなあーって思うんだ・・・。
でも、その方がいいかもね。
そしたらアパートに青を呼べるからさ。
一緒にいれるしね・・・。」
「夕月んちのお母さんは何て言ってるの?
夕月まだ中1じゃん。
なんで夕月が独り暮らししなきゃいけないのかな?
おかしいよ?」
夕月は遠くを見つめてた。
「いいんだよ。
気楽じゃん?
青、毎日でも遊びに来てよ。」
「夕月ぃ。
あたしは夕月の腕に絡まった。」
あたしっていつもこうだ。
自分の知らないとこで好きな相手が何かに悩んでても気がつくのが遅い・・・。
友夜ん時もそうやった。
友夜は1人で逝っちゃった。
あたしを置き去りにして・・・。
逝っちゃった・・・。
「大丈夫、心配しなくていいから。」
夕月の細い肩が切ない・・・。
次の日は土曜日で、あたしと夕月は海で待ち合わせして、たまにもデートみたいな事したいねってあたしが言ったせいで、2人で電車に乗って夕月が前に住んでた街に行ってみる事になった。
なんとなく夕月が前まで住んでた街が見たかったんだ・・・。
電車に乗って4つ目の駅に着いたら、そこが夕月が前に住んでた街がある。
「駅前からして都会だよな・・・。」
「あたしの住んでる町なんて田舎だもん。」
駅前にはオシャレなフアッションビルが建ち並ぶ。
バス停がすぐにあってあたし達はバスに乗った。