Teennage Blue 上巻 (ティーンエイジ ブルー)

 男の子ってなんか複雑ってゆうか、女の子より純粋なのかもしれないね・・・。

「月がずっと着いてきてるみたいや。」

 夕月がつぶやく。

「ほんとやね・・・。」

 こんな他愛もない会話でもなんか暖かい気持ちになるよ。

 夕月って癒し系だよね・・・。

 もしかしたらあたしはこの心地よさをずっと求めていたのかもしれない・・・。

 夕月といるとなんかめちゃホッとする。

「青、僕達ってカレカノに見えるのかなあ?」

 不安そうに聞く夕月に、

「見えるに決まってんじゃん?」

 あたしはキスをした。

 長い睫毛を揺らす夕月。

「嬉しいよ・・・。

 青が大好き・・・。」

 海岸通りを過ぎたら坂を昇るとすぐにあたしんちが見えて来た。

「夕月、もういいよ。

 ここでいい。

 じゃまたね?

 明日一緒に帰ろうね。」

 夕月はうなずく。

「バイバイっ!」

 あたしはそう言って手をふった。

 夕月は笑ってた。

「青っ!

 また明日っ!」

 夕月の後ろ姿は、まだ幼く見えた。

 まだ男の子って言うか…・・・。

 でもあたし達ってもう、そんな関係になっちゃったんだよな・・・。

 よくわかんないけど・・・複雑。

 月が青く見える。

 あたしが家に入ると、いきなり母親が玄関に立ってた。

「ちょっと話があるからリビングに来てっ!」

 なんか嫌な感じ・・・。

 あたしは靴を脱ぐとリビングに行く。

 父親までいて、なんか超気まずい・・・。

「青、最近帰りが遅いし、親に言えない事とかしてるんじゃないの?」

 親があたしをじっと見る。

 あたしはソフアーにドカッと座るとふてくされた表情で答える。

「別に悪い事なんて何もしてないからっ!」

 父親は、

 まあ、好きにしろって笑ってるし。

 てゆうか、さすが母親は女だ。

 女の勘って鋭い・・・。

「噂で色々聞いたんだよ。

 あんたが男の子と海にいるとか、自殺した子がいるとかって・・・。」

 あたしはだんだんウザくなってきて、

「噂なんかどーだっていいよ!

 お母さんはあたしの事、全然信じてないじゃん?

 もういいっ!」

 リビングのドアをバーーンっ!て開けると2階の自分の部屋に閉じこもった。

 あ~~ウザい。

 てか、人の事なんてどーでもよくない?