あいつはいまなにをしているだろう。
凍えてはいないだろうか。
泣いてはいないだろうか。
変な男に引っかかっていなければいいが。
自分で置いてきたくせに勝手すぎることを思う。
それでも、叶うのであれば、もういちど笑ってくれたら。
「……もう手遅れか」
ああ、そうか、手遅れだ。
もう、きっと、俺たちは教師と生徒になんて戻ることはできないのだ。
俺にはもう、あれ以上に大切だと思えるものがないから。
あんな子どもにご執心なんて、俺の人生、まだまだ捨てたもんじゃないのかもしれない。
―――― YOHEI.
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