純情、恋情、にぶんのいち!



あしたのことを3人でしゃべっているその様子を見ながら、いま、とても、自分のことを好きになれているのを感じる。

自分がイイコだからそうできるんじゃない、傍にある大切なものを好きだと思えたとき、同時に自分のことも好きになれるのだということ、当たり前に知っていたようで、わたしはいままで知らずにいた。


「じゃ、ごはん食べたら早めに寝ようね。あ、ベッドはおれとさやちゃんで使わせてもらうね」

「調子に乗ってるとコロしますよ」


その夜は、ヤス先輩には本当に申し訳なかったのだけど、ほんのり男の人の香水のにおいのするベッドで、さーちゃんとふたり寄り添いあいながら眠った。


驚くほどに安眠できた。

目覚めたあとで、先生にふられても、ふられなくても、自分のことを抱きしめてあげられる気がした。