▽
▽
一日に一度は、必ずどこかでヨウ先生に遭遇したいと思っていた。
クラスも、授業も、なにも受け持ってもらっていないから、そういう日のほうが少ないけど、だからこそ、会えたときは言葉にできないほどうれしかった。
先生おはよーございます!
という、うるさいくらいの挨拶に、ヨウ先生が「おはよう、元気ですね」と笑って返してくれるのがなにより幸せで、登校するとまずはじめにその姿を探すのが日課だった。
――のに。
「ヨっ、ヨウ先生……!」
いつもなかなか会えないはずの存在に、どうしてこういうときに限って、いきなり遭遇してしまうのだろう。
本当に、絶対に、会いたくなかった。
せめてきょうだけは。
「きのうからきみは、人のことをオバケのように扱うのはやめなさい」
べつに怒っていなさそうな、どちらかというととても、困った顔。
どんな顔にもベースに笑った顔があるから、先生はけっこうクールなのに、すごくやわらかくて優しい印象がある。
いつも通りの先生、だ。
「……おは、よう、ゴザイマス」
「なんだか元気がありませんね」
それは、本気で心配してくれているのか、それとも、わざと言っていらっしゃるのか。
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一日に一度は、必ずどこかでヨウ先生に遭遇したいと思っていた。
クラスも、授業も、なにも受け持ってもらっていないから、そういう日のほうが少ないけど、だからこそ、会えたときは言葉にできないほどうれしかった。
先生おはよーございます!
という、うるさいくらいの挨拶に、ヨウ先生が「おはよう、元気ですね」と笑って返してくれるのがなにより幸せで、登校するとまずはじめにその姿を探すのが日課だった。
――のに。
「ヨっ、ヨウ先生……!」
いつもなかなか会えないはずの存在に、どうしてこういうときに限って、いきなり遭遇してしまうのだろう。
本当に、絶対に、会いたくなかった。
せめてきょうだけは。
「きのうからきみは、人のことをオバケのように扱うのはやめなさい」
べつに怒っていなさそうな、どちらかというととても、困った顔。
どんな顔にもベースに笑った顔があるから、先生はけっこうクールなのに、すごくやわらかくて優しい印象がある。
いつも通りの先生、だ。
「……おは、よう、ゴザイマス」
「なんだか元気がありませんね」
それは、本気で心配してくれているのか、それとも、わざと言っていらっしゃるのか。



