白くてやわらかい、絹のように高貴な肌だった。
首筋を吸って痕をつける。
白に赤がよく映えて、きれいだ。
「ヤス……せんぱ、なんで、やだ……」
恐怖に濡れた瞳がおれを見上げている。
その純粋さから逃げるように、性急に、パールが散りばめられているような肌に顔を埋めた。
「……っひゃ……!」
「知ってるだろ? おれがこういうやつだって、チィちゃんも」
「そんな……だって、ヤス先輩は、優しくて、」
「チィちゃんはバカだね」
胸のふくらみに手を掛けると、ウブな体がびくりと跳ねた。
「……泣かせちゃってごめんね」
泣きじゃくる彼女の瞳にキスを落とし、そっと、下着のホックを外す。
「――泰人っ……!」
突然、間違ったおれたちを隠してくれていたパステルイエローのカーテンが、おもいきり開かれた。
ほかでもない、王子様のご登場だな。
ああ、よかった。
取り返しがつかなくなる前に来てくれて。
間に合ってくれて、よかった。
最高のタイミングだ。



