手に持っているとぜんぜん軽いのに、首にかかると、とても、重たい感じがする。
「……似合いますか?」
「馬子にも衣裳だな」
「ひ、ひどお……」
それでも、先生の目が言ってくれている。
可愛いよ、似合ってる、と。
誰がなんと言おうと、わたしにはちゃんと聴こえたので、それでオールオッケーである。
「早く顔洗ってこい。もうちょっとでパンも焼けるから」
「はいっ」
顔を洗ったとき、鏡をふと見たら、首元の輝きがチカっと光りながら視界に入って、くすぐったい気持ちになった。
いつもずっと身につけていよう。
先生がくれた、はじめてのプレゼント。



